「娘がオトコと同棲してるんだ」
同じく娘を持つ父親として妙にいじられたくないところは分かる しかしホストに入れ上げたとか ろくに仕事も続かない街のバーテンダーみたいな水商売系 そんなクズみたいなオトコではない話しぶり 聞けば有名大学を卒業し名のある企業にお勤めの堅気の男性
ただ私とするれば眠い目をこすりながら大学受験をしていた あのお嬢さんが社会出てお年頃になり男性とお付き合い 同棲はやはり親の気持ちとしてはちょっととなるのは分かる 複雑であろう気持ちは同じ親の気持ちとなればよく分かる しかしそこは喜ぶべきところではないですか
「3400円、今月もお願いします!」
時同じにとある集金にまわってきた女性 そういえば月末のお支払いだけで言葉も交わすことも少ない いまどき数千円のお金で集金も御足労 そろそろカード払いに変更しようか?と考えつつ この係の方とともかれこれ15年以上 そういえば以前彼女のお嬢さんも一緒にお手伝いされてた頃があったな 中学生だったか?高校生だったか?
「お嬢さんいらっしゃったよね。おいくつになられた?」
「24歳です普通に会社で働いてます」
そうかもう勤めていらっしゃるのだ!あの可愛いお嬢さんがもう! ちょっと驚くけれど当然の月日の流れだ 先方が大人になると同時に私が年をとっただけである
「人の子はすぐに大きくなる」
昔の人はよくそれを言った 確かにな、そのとうりだと思い始めたその瞬間に
自分が「昔の人」になったことに気づく
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