「興亜の雄図を胸に込め♩紅葉ヶ丘の一角に♩龍れる健児の血は燃えて♩覇権を握らん時は来ぬ♩」
「先輩お久しぶりです」卒業以来30数年ぶり群馬より突然後輩が尋ねてくる 最近はFacebook等で互いの近況は知ってはいる、しかし実際顔を合わせることはない なんでも富山に友人がいてそのついでに私のところに寄ってくれたようである
そんな後輩との話の前に大学入学時に私は第二外国語で中国語を選択する 今でこそ珍しくもない中国語であるけれど 当時第二外国語で中国語を選べる学校は少なかった そこは我が母校はさすがに「興亜の雄図」を標榜するだけのことはある 当時から英語の次ぐらいに中国語なんざ普通にまかり通る語学であった
ただあの頃は2外で中国語を選んだなんていうことを茗荷谷以外で喋ると 「はて?」「なんで中国?」周囲の反応はそんな感じであった しかし私は当時から次は中国、やがて中国に世界は席巻されるとよんでいた 中国語を喋れれば国際社会そして商売的に優位になるはずだ そこで中国語選択したのである
自慢します私は10代の頃っから先見の明を読む才能があった 今もそうである小さい先見ではあるけれどこの店を駅前に出したのも先見の明である 今も見えるのです次に世界規模で爆発する語学が まずフランス語そしてそれを追うかの様に日本語と読んでいる
憲法改正法案が国会で審議されることぐらい中学生の頃から分かっていた 私の描きし未来予想図に世間がやっと追いついてくる ですので先を読むという才能だけはなぜか自信があるのだ
ところが当時から問題なのは私の根本的な欠陥である 中国語が将来必ず役に立つまでを予見したにも関わらず 根本的に勉強しない学校に行かない単位は当然落とすは親は泣く いい加減を絵に描いたような人間なのである
さて本日の話しは昨夜当店へ私を尋ねてきた後輩とその周辺は中国語がベラベラ 恵まれた家庭環境がある者もいるけれど学生時代から頑張ってきた連中は 本土中国の右肩上がりの成長の波に乗り彼らの年収も比例して右肩上がり
「最近ダメですけど」
口を揃えてそう言うけれど全員がもう還暦を迎える 40代50代の頃の話しを聞くと皆んな華々しく稼いでいらしたようである 単純計算だとしても日本をイチとしたらアメリカその倍の商品が売れる ところが中国では同じ商品が14売れるのである
おまけに最近は見なくなってきたけれど日本へ働き手としての中国からの労働力 これまた習近平のおかげで減ってきたとはいえオーバーツーリズムのインバウンド それ以外で数々の交易でこの30年は中国のお陰で大儲けしてきた者達である そりゃ群馬からわざわざ足を運んで哀れな先輩のお店で高いワインをくゆらせる 正しい還暦過ぎの成功者である
「次は皆んなに声掛けて先輩の店に押し寄せますから」
そんなうれしい声を聞き最近しょぼくれる先輩はうれしい夜、次のOB会も参加する
「きっと勝ちます♩勝たせます」である |
|
|
|