「ずいぶんとクレーマーだったみたいじゃないですか。師長クラスがいまだにびびってますよ」
クレーマー?誰が?えっ、私が? 一瞬そう思うったけれど確かにあの夏はずっと怒っていた記憶がある 一言弁解させてくれ
怒っていたのと声のデカいのは認めるけれど私なりに母のことで必死だったのだ どうしていいのか分からなかっただけである 決して彼女たちを敵だと思っていた訳ではない その証拠に母を預けている間はしょっちゅう付け届けを持って行った
「ワタシもちょっと分かる気がする確かにあの病院の看護のあり方って変わったような気がするわ」
今夜も静かな店内で東田地方出身の元女性兵士と看護の問題を語り合う 自分の事なら納得しようがしまいが静かに言う事を聞く その証拠に膝の手術で3週間入院していた事がある
入院していたのが某病院の5S、Sの本来の意味は南であるのだけれど あの病院の場合のSは南の意味でははなくSMのS それくらい厳しいと揶揄される病棟であった
しかしそんなところでも3週間大人しく入院生活していた 時に看護師や理学療法士の物言いそしてやり方にむっとする事があった ところがこれが我が事になると不思議と逆らう事なく借りて来た猫の如くであった
ところがいざこれが身内の事になると、なんだこれは?なんだこの説明は? これがクレーマーと言われればクレーマーなのであろう大いに結構だそう思っていた でもな今にして思えばちょっとなあ もう少し優しい物言いがあったのではないか?そう反省してはいる
まあこれも母を見送ったから言える事なのかもしれない |
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