「うちの高校は成績順にクラス分けするという見せしめみたいなシステムを導入していて、僕たちは七組という相当頭の悪いクラスにいた」
『選んだ孤独はよい孤独』 山内マリコ著 河出書房新社を読了
最近彼女の作品は途中読むのをやめることがある 前作の『メガネと放蕩娘』などは途中で放り出している 某ラジオ番組でこの作品ではどこの街が誰がモデルであるなど 前情報を聴いてしまい そちらの方に引っ張られ作品に集中出来なくなったのが原因 とにかくそのあたりの街の事情は知っていて近すぎた そんな簡単なモノじゃないよ!であったのだ
そして今回の一冊
さらに近すぎる!
とくに本編の『本当にあった話』を読んだとたん
いたいたこんな大人! 今にして思えばアイツ病んでいたんだと分かる教師は本当にいた なんだか突然色々思い出し胸が苦しくなる
富山出身ですし地元FM局でラジオ番組まで持っている 富山のことを書けば富山の人も喜び本も売れる 富山出身者が富山のことを題材にして何が悪いであろう それは一面いい事にみえるけれど彼女の才能をもってすれば もう富山ネタの作品を減らしてもよいのではないか 彼女の才能は信じてる
応援してるんです
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